米オラクル、IaaSへの参入を表明

冨田秀継 (編集部)

2012-09-21 17:24


 米OracleがIaaSに参入する。米国時間9月20日、第1四半期決算(6〜8月期)を説明する電話会議の中で明らかにした。9月30日に開幕する同社年次カンファレンス「Oracle OpenWorld 2012」で詳細を発表する。実質的な初日となる10月1日の発表が有力だ。

9月28日 午後7時45分追記カンファレンスのページを読むと、エリソンCEOが最初に登場する9月30日、もしくはクラウド関連の基調講演を予定している10月2日での発表が有力と考えられる。

 同社が提供しているクラウドサービス「Oracle Cloud」では、すでにSaaSの「Fusion CRM」「Fusion HCM」「Social Network」を提供。また、PaaSとしてデータベースを稼働させるための「Database Services」と、Javaアプリケーションの開発・実行環境「Java Services」もラインアップしている。

 電話会議では、IaaSを追加することで、Oracle CloudはSaaS、PaaS、IaaSという3層を完成させることになると説明している。

Oracle Cloudのアーキテクチャ Oracle Cloudのアーキテクチャ(出展:Oracle Cloud

 新サービスは、Oracle Cloud(パブリッククラウド)と顧客のデータセンター(プライベートクラウド)との間でアプリケーションやサービスを行き来させる機能を持つことが、Oracle最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏の声明から判明している。


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