シュナイダー、局所冷却装置に新方式--水を持ち込まずに冷媒配管で冷やす

田中好伸 (編集部)

2012-11-05 16:43

 シュナイダーエレクトリックは11月5日、局所冷却装置「InRow RA」を発表した。標準価格は140万4000円。12月3日から発売する。

 InRow RAは、ビルや建物、地域で保有する冷却システムを利用しながらデータセンター内に水を持ち込むことなく、冷媒配管でハードウェアを冷やす。ドライコイルを採用している。

 コンプレッサを使用しない低消費電力の熱交換器兼冷媒分配装置「RDU(Refrigerant Distribution Unit)」との構成で、データセンターの中に冷水を持ち込むことがない。ラック上部に設置して暖気(ホットアイル)の排熱を吸い込み冷却する「InRow OA」とは異なり、ラック上部から天井までに配管スペースだけを確保すればいいことから、天井の低い環境にも導入できるという。

図 InRow RAとRDUでのクーリングイメージ
※クリックすると拡大画像が見られます

 サーバの高密度化などからデータセンターやサーバルームの機器や発熱量が増加している。高密度システムのラック発熱量は1ラックあたり8kWを超えるレベルになっているという。

 同社は、局所冷却システムの需要増加を予測。大都市の再開発エリアでは熱源設備に冷水設備が採用されることが多く、今後も冷水設備の普及が進むだろうとしている。

 その一方で、データセンターやサーバルームに冷水配管を持ち込みたくないというニーズも存在するとしている。今回のInRow RAはそうしたニーズに対応している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2027年開始のSCS評価制度にも対応。「業務を止めない」ファイル暗号化の最適解

  2. セキュリティ

    Gmail標準機能だけでは防げない誤送信・なりすまし。操作性を変えずに組織のメール統制を固める方法

  3. セキュリティ

    製造業の情報漏洩をどう防ぐ?CADデータ・USB運用・ネットワーク分離環境のセキュリティ強化を解説

  4. セキュリティ

    AIを武器化する攻撃者にどう立ち向かうか。1,000名のリーダー調査で迫る「5つのリスク防御論」

  5. ビジネスアプリケーション

    なぜAIエージェントはPoCで停滞するのか? 本番稼働を実現する統合アプローチを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]