シャープは、スマートフォンやモバイル機器向けの業界最薄のカメラモジュール「RJ63YC100」を開発。12月2日からサンプル出荷を開始すると発表した。
RJ63YC100は、オートフォーカス式の光学式手ぶれ補正機能を搭載しながらも高さ5.47mm、11.0mm×11.0mmの小型化を実現した、1/3.2型の1210万画素のCMOSカメラモジュール。暗いシーンや動きのある被写体の撮影など、手ぶれの発生しやすい場面でも高画質な撮影が可能となり、1080pのフルハイビジョンの動画撮影にも対応している。
12月2日からNTTドコモが発売するスマートフォン「AQUOS PHONE SH-01D」、12月上旬以降に発売が予定されているソフトバンクモバイルのスマートフォン「AQUOS PHONE 102SH」に搭載する。サンプル価格は1万2000円。2012年1月から広島県福山市の福山工場において、月産10万個体制で量産を開始する。
シャープ 電子デバイス事業本部副本部長の本道昇宏氏は、「まずはAQUOS PHONE向けに搭載するが、今後は他社製スマートフォンにも提供していくことになる」としている。
シャープは携帯電話向けカメラモジュールで長年の実績を持つ。
デジカメ用に開発していたカメラモジュールの技術をベースに携帯電話向けの小型カメラモジュールを開発。2000年11月に「写メール」のキーワードとともに登場したJ-PHONE(現ソフトバンクモバイル)のJ-SH04に搭載したのが最初だ。
その後、固定焦点式のカメラモジュールの画素数を高めながらラインアップを強化する一方、光学ズームやオートフォーカス機能の搭載、3D対応など最先端の技術を相次ぎ採用。2011年8月には累計出荷が6億個を突破。現在の市場シェアは17%で首位となり、2位以下に倍以上の差をつけている。
カメラモジュールにおいては、開発要素の強い製品は国内の福山工場で生産。累計出荷の約7割が海外メーカー向けであるというように、ユーザーとなるセットメーカーが海外中心であるため、モジュールの主力生産拠点は中国・無錫の自社工場と、ベトナムにある2つの協力工場。月産1600万台の体制を確立しているという。
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