Tritonnプロジェクトは10月31日、MySQL 5.0.45向けの「Tritonn ver1.0.7」をリリースした。
Tritonnは、MySQLから全文検索エンジンSennaを利用可能にするためのプロジェクト。MySQLに日本語データに対する全文検索を行うための十分な機能が実装されていないことと、高速化を図るため、Linux向けバイナリとソースコードを公開している。
しかしながらTritonnは、MySQL、Senna、MeCabを組み合わせ、ソースコードからインストールしなければならず、導入に煩雑さがつきまとっていた。そのため、今回のリリースではRPMパッケージを用意し、容易にインストールができるようにした。
ビルド済みのバイナリはmysqldにlibsenna/libmecabなどを組み込んだオールインワンのtarball版と、RPM版が用意されている。対応しているプラットフォームはLinuxのx86、Intel64およびAMD64だ。
また、ドキュメントの充実化も行われており、リリースファイルのどれをダウンロードしていいのかを解説した「ダウンロード」、RPMとtarballについてそれぞれの「インストール方法」、「初めてのTritonn(チュートリアル)」が公開されている。
上記のドキュメントは、Tritonnプロジェクトのウェブサイトに掲載されているので、利用を検討している方は参照しておくと良いだろう。