ボーランドは11月9日、Java統合開発環境(IDE)の最新版「Borland JBuilder 2006日本語版」を出荷開始した。コラボレーション機能やライフサイクルサポート機能により、「大規模な分散開発チームでもアジャイル開発が実施できる」(同社)。
最新版のピアツーピアコラボレーション機能を使うと、開発者が離れた場所にいても、コード編集、ビジュアル設計、デバッグ作業を共同でリアルタイムに進められる。要求管理、ソースコード管理、単体テストのための統合的なアプリケーションライフサイクルサポート機能も備えている。構成管理/変更管理ソフト「Borland StarTeam」と連携させると、プロジェクト自体をチームで共有し、効率的に開発を行えるようになる。
「開発者およびチームが、アウトソーシングやオフショア開発、遠隔地または分散環境のチームメンバーとより効果的に共同作業できるよう支援する」(同社)
同社は、アプリケーションパフォーマンス管理ツールキットの新版「Optimizeit Enterprise Suite 2006日本語版」の出荷も同日開始した。同ツールキットを使うと、J2EEアプリケーションの開発中に発生するパフォーマンスの問題個所を明確化し、解決につなげられる。
各製品の1指名ユーザーライセンス価格(税込み)は以下のとおり。
- JBuilder 2006 Enterprise日本語版:31万5000円
- JBuilder 2006 Developer日本語版:5万400円
- Optimizeit Enterprise Suite 2006日本語版:33万6000円