ボーランドは4月19日、ソフトウェア開発行程を円滑に進めるためのコンサルティング・サービスを第2四半期から始める。また、従来は個別に出荷していた開発ツールをまとめた製品「Borland Core SDP(Software Delivery Platform)」(以下、Core SDP)を5月18日に出荷する。
コンサルティング・サービスは従来、2005年1月に買収した米TeraQuestが提供していたサービス。ソフト開発行程に携わる設計者や開発者に対して、開発プロセスの改善、プロセス改善企画支援、要件定義、構成管理、リスク管理などをコンサルティングする。これらのコンサルティングは、特定の開発ツールには依存しない。
開発ツール群のCore SDPは、JBuilderやTogetherなど従来は個別に出荷していた開発ツールをまとめ上げ、単一のリポジトリを用いて個々の開発ツールから情報を共有できるようにしたもの。開発行程の上流から下流まで、「アナリスト」「アーキテクト」「デベロッパー」「テスター」の4種類の役割ごとに異なる機能をパッケージ化した。
4種類のパッケージの構成要素は以下の通り。アナリスト向けは、モデリング、構成管理、要求管理。アーキテクト向けは、モデリング、開発環境、テスト環境、構成管理、要求管理。デベロッパー向けは、開発環境、テスト環境、構成管理、要求管理。テスター向けは、テスト環境、構成管理、要求管理。