カリフォルニア州イーストパロアルト発--IBMは、自動暗号化機能の強化や、Javaアプリケーションのセキュリティ向上を目的に、ソフトウェア開発者向け無料セキュリティツールを2種類発表した。
IBMは米国時間6月22日、同ツール2つを「AlphaWorks」プログラムに追加すると述べた。同プログラムは、IBMのセキュリティ製品の補強のために同社が10年間取り組んできたオンラインプログラムで、無料ソフトウェアツールを提供している。
IBMで法人向けセキュリティ戦略ディレクターのStuart McIrvine氏は当地で開催されたセキュリティ関連のカンファレンス「SDForum」で「われわれの顧客はこのように述べている『(サイバー)犯罪者は組織を作っているが、われわれはバラバラだ』」と述べた。
AlphaWorksで配布される新ツールのうちの1つ「IBM Secure Shell Library for Java」は、コンピュータ間でパスワードやファイルを含むファイルを転送する際、そのデータを自動的に暗号化する機能を備えている。
また、IBMが発表した別のツール「Security Workbench Development Environment for Java」は、JavaとOpen Services Gateway Initiative(OSGI)が定めるセキュリティ標準に対応したJavaアプリケーションを構築および検証できるよう設計されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ