東京・有楽町の東京国際フォーラムにて11月6日、「Sun Tech Days 2007 in Tokyo」が開幕した。初日はCommunity Dayと位置づけられており、「NetBeans Day」と「OpenSolaris Day」のそれぞれに、各セッションが設けられた。「NetBeans Day」では司会者があいさつをしたその時、James Gosling氏が事前の予告無く登壇。約10分間という短い時間ではあったが、NetBeansの現在を紹介した。
急遽登壇、講演したGosling氏
Sun MicrosystemsのVice President and Sun FellowであるJames Gosling氏は、NetBeansの重要なポイントを「パワー」だと指摘。NetBeansが、携帯電話でも同じツールを使える、強力な統合開発環境(IDE)になっていることを強調する。
Gosling氏は、NetBeansがフリーであること、単なるJavaのエディタではなく、CやC++をはじめ、Ruby、PHPなどに対応するなど、様々なプログラミング言語がサポートされていると述べる。また、NetBeansはオープンソースであり、サポートも購入できるようになっていることを取り上げ、優位性をアピール。そして、「NetBeansに参加してみませんか?」と問いかけ、メーリングリストやWiki、FAQの翻訳、Planet NetBeans(ブログの集合)などのコミュニティ活動が活発に行われていること、さらにこの活動に、新たに参加してくれるよう求めた。
これまでのNetBeans
ここでは、NetBeansのこれまでのリリースに、どのような機能が追加されたのかを紹介する。
2005年5月にNetBeans 4.1がリリースされた。このリリースで追加された機能は、リファクタリング、JDK 1.5のサポート、Antのサポート、そしてJUnitのサポートである。
2006年1月にはNetBeans 5.0がリリースされた。このリリースで追加された機能は、Matisse GUIビルダー、CVSの統合、プラグイン開発の統合の新規サポートである。
2006年10月はNetBeans5.5のリリース。ここでは、Java EE 5のサポート、Java SE 6のサポート、SOA・UMLのサポート、そしてSubversionの新規サポートが新たに追加された。
2007年5月にはNetBeans5.5.1がリリースされた。このリリースで追加された機能は、GlassFish V2の新規サポートである。
NetBeans 6.0のエディタ機能の強化
NetBeans 6.0では、パフォーマンスの改善、よりかしこいコード補完、セマンティックカラーリング、コード生成、インスタントリネーム、ライブテンプレート、CSSエディタの拡張、JavaScriptエディタ、JSP/HTMLエディタの拡張、RHML・YAMLエディタ、タスクリスト、ローカル履歴、変更可能相違ビューア、相違サイドバーなどの機能強化が挙げられた。
NetBeans6.0のみどころ
NetBeans6.0の特徴としては、インストーラの刷新、Subversionの統合、プログラミング言語JRuby(Ruby)のサポートが挙げられるだろう。セッション「NetBeansのクールな新機能紹介」では、NetBeans 6.0におけるSubversionの統合に触れ、CollabnetからSubversionをSaaSで応用する例などが紹介された。
NetBeans 6.0のリリーススケジュール
Sun Microsystemsからは、NetBeans 6.0の詳細なリリーススケジュールが発表された。
機能フリーズは6月15日で終えており、最後のマイルストーンであるNetBeans 6.0M10が7月2日にリリースされている。UIフリーズは9月3日に行われており、また、NetBeans 6.0 Beta1が9月17日にリリースされている。そして、現在の最新バージョンであるNetBeans 6.0 Beta2が10月22日にリリースされている。
今後のリリーススケジュールとしては、NetBeans 6.0 RC1のリリースが11月12日、NetBeans 6.0 RC2のリリースが11月19日、NetBeans 6.0 RC3のリリースが11月26日、そして正式バージョンであるNetBeans 6.0のリリースは、12月3日に行われる予定だという。
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