Sun Microsystemsは11月14日(米国時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「NetBeans」の新バージョン「NetBeans 6.0 RC1」をリリースした。GPL v2(GNU General Public License) with Classpath exceptionと、CDDL(COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE) Version 1.0のデュアルライセンスで提供される。
NetBeansは、Java SE、Java EE、Web、モバイル、UML、SOA、Ruby、C/C++などの開発で利用できるオープンソースのIDE。Eclipseと異なり、GlassFishやApache Tomcatといったアプリケーションサーバーなどのランタイムが付属している。
機能フリーズは6月15日で終えており、最後のマイルストーンであるNetBeans 6.0 M10が7月2日にリリースされている。UIフリーズは9月3日に行われており、また、NetBeans 6.0 Beta1が9月17日にリリースされている。そして、現在の最新バージョンであるNetBeans 6.0 Beta2が10月22日にリリースされている。
NetBeans 6.0の特徴としては、インストーラの刷新、Subversionの統合、プログラミング言語「JRuby(Ruby)」のサポートが挙げられるだろう。
今回リリースされた「NetBeans 6.0 RC1」は、最終リリースに向けた候補のひとつ。Sun Microsystemsからは、NetBeans 6.0の詳細なリリーススケジュールが発表されており、今後のリリーススケジュールとしては、NetBeans 6.0 RC2のリリースが11月20日、NetBeans 6.0 RC3のリリースが11月27日、そして正式バージョンであるNetBeans 6.0のリリースが12月4日に行われる予定だという。