Sun Microsystemsは11月21日(米国時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「NetBeans」の新バージョン「NetBeans 6.0 RC2」をリリースした。予定より遅れてのリリースとなった。これに伴い、当初11月27日にリリースされる予定だった「NetBeans 6.0 RC3」はリリースされないこととなった。
ライセンスはGPL v2(GNU General Public License) with Classpath exceptionと、CDDL(COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE) Version 1.0のデュアルライセンス。
NetBeansはオープンソースのIDEで、Java SE、Java EE、Web、モバイル、UML、SOA、Ruby、C/C++などの開発に利用可能。Eclipseと異なり、GlassFishやApache Tomcatといったアプリケーションサーバーなどのランタイムが付属している。
NetBeans 6.0の特徴としては、インストーラの刷新、Subversionの統合、JRuby(Ruby)のサポートが挙げられる。
今回リリースされた「NetBeans 6.0 RC2」は最終リリースに向けた候補のひとつ。バグのなかでも「P1」と位置付けられたクリティカルなバグのみが修正された。Sun Microsystemsからは、NetBeans 6.0の詳細なリリーススケジュールが発表されており、正式バージョンであるNetBeans 6.0は、12月4日にリリースされる予定だという。
なお、日本語化ZIPファイルは、「NetBeansのウェブサイト」で入手可能。
NetBeans 6.0は、機能フリーズを6月15日に終えており、最後のマイルストーン「NetBeans 6.0 M10」が7月2日にリリースされている。UIフリーズは9月3日、NetBeans 6.0 Beta1が9月17日、NetBeans 6.0 Beta2が10月22日にリリースされている。そして、リリース候補であるNetBeans 6.0 RC1が10月22日にリリースされていた。