ソネットエンタテインメントが法人向けソーシャルネットワーキングサービス「So-net SNS for Biz」を5月16日から販売する。導入企業は商用利用可能なSNSを構築することができる。
企業におけるSNSの活用法は、部署をまたいだコミュニケーションや内定者のケアといった社内利用から、顧客に対する会員向けサービス、ファンクラブの運営まで多岐にわたる。So-net SNS for Bizでは企業のニーズに合わせて「Entry」「Pro」「Enterprise」「Platform」の4コースが用意されている。
500人まで利用できるEntryはもっとも低価格なコースで、飲食店や中小規模企業の利用を見込む。独自ドメインが利用できるProコースは、社内SNSや内定者用SNSを開設したい企業に向いている。2000ユーザーまでに対応し、SSL利用も可能だ。ソネットエンタテインメントはEntryとProの2コースが主力商品になるとみており、2007年中に100社程度の導入を目指す。
さらに上位のEnterpriseコースは、多くの顧客やアルバイトを抱える大企業やECサイトに適している。利用者数は無制限で、社内システムとの連携やフルカスタマイズが可能。自社サービスと連動させることもできる。
同社は2006年6月より無料でSNSを開設できる「So-net SNS」を個人向けに提供している。これまでに作られたSNSは約4000に上り、もっとも大規模なもので3000名程度が参加しているという。
Platformコースは、このSo-net SNSのシステムをOEM提供するもので、地域ポータルサイトや地方プロバイダを主なターゲットとしている。導入することで、自社ユーザーをSNSのオーナーにすることができる。
So-net SNS for Bizでは、導入企業がSNS参加ユーザーの登録情報を管理するため、全コースでメールを活用した販促などが行える。またサイト上に自社広告を表示させることもできる。導入の際はSo-net SNSの運営ノウハウを活かしたコンサルティングサービスも提供するという。
販売価格は、Entryが初期費用5万2500円・月額費用4万7250円、Proが初期費用21万円・月額費用12万6000円、EnterpriseとPlatformは個別見積もりとなる。