企業がソーシャルコンピューティングで「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

山下竜大(編集部)

2007-09-07 14:06

 「テクノロジではなく、テクノロジを利用して築くリレーションシップに注目することが重要だ」

 9月4日に開催された「ZDNet Japanソリューションフォーラム2007 〜サーチテクノロジからはじまるエンタープライズ2.0」の基調講演に登場したForrester Researchのシニアアナリスト、Jonathan Browne氏は、「ソーシャル・コンピューティング時代の企業の生き方 〜テクノロジを利用して築かれる企業と消費者との新しい関係」と題した講演でこう語った。

 Forrestar Researchでは、ソーシャルコンピューティングを、「新しいテクノロジの出現により、主導権(パワー)が企業からコミュニティに移行した社会的構造のこと」と定義している。従来、新しいテクノロジは企業システムから生まれ、コンシューマサービスへと応用されてきたが、その逆の流れが生まれたのがソーシャルコンピューティングだということだ。

 たとえば、同社の2006年第3四半期の調査では、インターネット環境に接続できるコンシューマの20%にあたる2500万人がSNS(Social Network Service)を利用していると報告されている。「なんだ、20%かと思うかもしれない。しかしこれは、東京23区の人口の約3倍の人数にあたる」とBrowne氏。

 同氏はまた、ソーシャルコンピューティングに参加する形態として“参加のピラミッド”を紹介した。

 “参加のピラミッド”は、ソーシャルコンピューティングに全く参加していない「無活動者」から、ブログを読んだりビデオを見たりする「スペクテーター」、SNSを利用する「ジョイナー」、RSSを利用したりサイトにタグ付けする「コレクター」、ブログにコメントしたり評価やレビューを提供する「クリティック」、自分のウェブサイトやブログを持っていたり、YouTubeなどにビデオを投稿したりする「クリエーター」までで構成される。

Forrester ResearchのJonathan Browne氏 Forrester Researchのシニアアナリスト、Jonathan Browne氏。

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