編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

Web 2.0時代を勝ち残るためにCEOは何をすべきか?

文:George Colony(CNET News.com) 翻訳校正:アークコミュニケーションズ、大久保崇子、國分真人

2007-09-06 16:00

 私は大企業のCEOと同席して、最新のテクノロジについて話をする機会がよくある。

 CEOたちとの会話で最近よく話題になるのがWeb 2.0だ。30秒のテレビコマーシャルや新聞の全面広告がかつてのように効果を発揮しなくなりつつある中、どうすれば保険商品や航空機部品、自動車などの売上を伸ばすことができるのか。それを知りたがるCEOに対して、私は次のようにアドバイスしている。

企業主体の視点から発信したメッセージは顧客の心に届かない

 ごう慢なCEOは往々にしてこのことを理解できていない。なぜならば彼らは、価格や製品構成、サービスレベルを一方的に決めて、顧客に押し付ける企業のあり方をいまだに当然視しているからだ。「企業が企業本位でやりたいことをやれば、顧客もそれを気に入るであろう」というインサイドアウトの心理である。

 ガソリン価格が高騰して1ガロン(約3.8リットル)3ドルの時代になっても、収益性が高いという理由でGMがいまだにピックアップトラックの生産に重点を置いていること。航空業界のハブ・アンド・スポーク・システムが機能しなくなりつつある中、「ボーイング747」より大型であるという理由でAirbusがいまだに「A380」を製造していること。

 これらはいずれも、前述した企業本位の心理を反映したものだ。その一方で、顧客のニーズはめまぐるしく変化し、顧客に与えられる選択肢は無限大の様相を呈している。先の表現を借りるならば、「顧客が求めているのは顧客本意の製品である」というアウトサイドインの心理だ。

CEOへのアドバイス:今や対話は双方向の時代である。よく顧客の意見に耳を傾けてそれに応え、賢くメッセージを発信すること。顧客に指図するのをやめること。支配力をもっているのは企業ではなく、顧客なのだ。

ウェブサイトの見直しが必要

 「あなたの会社のウェブサイトには問題がありますよ」などといった悪い話は、もちろん私とて切り出したくないが、誰かが教える必要があるだろう。過去8年間にわたって1000社以上に及ぶ大企業のウェブサイトを評価したが、Forresterが合格点を与えたのはわずか3%にすぎない。

 使いにくい、わかりにくい、デザインがよくない、さらにはその企業のブランドイメージに傷をつけてしまっているウェブサイトが大半である。CEOのみなさん、オンラインでのマーケティング力や販売能力に自社が長けていると自信を持ちすぎないように。現実はその逆なのだから。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  2. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  3. クラウドコンピューティング

    家庭向けIoT製品の普及とともに拡大するセキュリティとプライバシー問題─解決策を知ろう

  4. クラウドコンピューティング

    クラウドの障害対策を徹底解説!4つの方法とメリット、デメリット

  5. セキュリティ

    サイバー犯罪の標的となるMicrosoft製品、2019年に悪用された脆弱性リストからの考察

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]