日本オラクルは4月10日、エンタープライズ統合管理ソリューションの最新版「Oracle Enterprise Manager 10g Release 3」を提供開始すると発表した。
Enterprise Managerは、1995年の発表当初はデータベースを管理するための製品に過ぎなかったが、その後パフォーマンス管理やネットワークとホストのプラグイン、グリッドの自動化、サービスレベル管理、構成管理機能までが備わるようになった。最新版のRelease 3では、「SOAやパッケージアプリケーションに対応し、アプリケーションとインフラのライフサイクル管理もできるようになった。つまり、世の中にあるシステムマネジメントツールと同等の機能を備えていることになる」と、日本オラクル 常務執行役員 システム製品統括本部長の三澤智光氏は説明する。
Oracle Enterprise Manager 10g Release 3の特徴を語る三澤氏Enterprise Manager 10g Release 3で特徴的なのは、「トップダウンアプローチ」でアプリケーション管理ができる点だ。従来の管理ツールは、まずサーバやネットワークなど下層レイヤをいかに管理するかに焦点があたっていた。トップダウンアプローチでは、運用管理製品で機能が十分にそろっていないとされているバージョンアップ管理やデータベース管理およびチューニング、アプリケーション監視、パッチマネジメントなどに焦点をあてる。これにより、「ビジネスの視点でアプリケーションやインフラの管理ができる」と三澤氏は話す。
また、Enterprise Manager 10g Release 3では「Oracle Fusion Middleware」の管理機能を拡充した。対応製品には、「Oracle E-Business Suite」「Siebel CRM」「PeopleSoft Enterprise」「Oracle SOA Suite」「Oracle Identity and Access Management」などが含まれる。
Release 3ではさらに、内部統制強化に向けて構成管理機能とセキュリティ管理機能が強化された。構成管理の情報に基づき、セキュリティの可視化やオラクルが推奨する設定情報をアドバイスする「コンプライアンス・ダッシュボード」機能を提供するほか、サーバやソフトウェアなどの資産管理やセキュリティリスクの把握も可能となる。また、レポーティング機能と組み合わせることで、正確なシステム構成や変更履歴が報告でき、IT統制の強化につながる。
また、アプリケーションとインフラのライフサイクル管理ができることもEnterprise Manager 10g Release 3の特徴だ。テスト環境で検証済みのアプリケーションを自動的に実稼働環境にクローニング(複製)する機能や、グリッド構成の自動化機能、パッチ管理機能などが備わっている。
Enterprise Manager 10g Release 3は、1プロセッサあたり37万5000円から。同日より出荷開始する。
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