NTTコムウェア、インターネットイニシアティブ(IIJ)、日本オラクル、日本ベリサインの4社は1月24日、RFID標準化団体であるEPCglobalが1月から実施する国際物流の実証実験において、共同で標準化の仕様に準拠したRFIDシステムを構築すると発表した。
同実験では、経済産業省の支援を得て、2007年2月完了予定の第1段階で香港−日本間、2007年10月完了予定の第2段階で上海−ロサンゼルス間のRFID利用による国際物流の実証実験を行う。
第1段階の実証実験では、DHL、マースク、日本郵船、シェンカー、シュナイダーも参加する予定だ。双方向の相互接続実験も実施予定で、本格運用に向けた課題抽出と解決を図る。
4社は、今回の実験にあたり「Japan Application Consortium(JAC)」を立ち上げる。各社のEPCglobal標準仕様に準拠したソリューションを利用し、商品やコンテナに取り付けられたRFIDの情報流通を実現するRFIDシステムを構築する。