NTTコミュニケーションズは2月5日、日米間の国際IPバックボーンでの最大通信容量が100Gbpsを突破したことを発表した。
日米間のIP通信サービスは、NTTが1997年7月に設立した国際通信会社「エヌ・ティ・ティ国際通信」の「国際インターネットゲートウェイサービス」により開始された。このときの日米間サービス提供容量は45Mbpsであった。2000年には米Tier1 ISPであるVerioを買収し、日米間の容量も1Gbpsを超えた。
2001年にはSLA(品質保証制度)を導入し、2002年には商用IPv6サービスなどを開始、日米間容量は5Gbpsとなった。2005年にVoIPなどのアプリケーション増加に伴いSLA基準にジッタを採用、24Gbpsとなり、2006年には58Gbpsと倍増、2007年2月に100Gbpsを突破した。
NTTコミュニケーションズでは、今後もIPバックボーンをベースに、大容量の企業通信を低廉な料金で提供していけるよう順次サービスや提供地域を拡大していくとしている。