NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は7月25日、中小企業向けVPN接続サービス「Group-VPN」のサービスメニューに、アクセス回線の選択肢を増やした。アクセス回線に専用線を用いる「イーサアクセス」と、NTT ComのデータセンターにLANで直結する「ハウジング接続サービス」を追加した。従来はブロードバンド回線に限って利用可能だった。
Group-VPNは、アクセス回線にADSLなどブロードバンド回線を利用することで、同社の中では低コストな価格に設定したVPN接続サービスである。今回新たに、ユーザーの拠点の規模に応じ、信頼性や帯域を要求する場面で専用線接続やLAN接続を利用し、小規模拠点はブロードバンド回線を利用するといった使い分けが可能になる。
提供地域は、イーサアクセスが東京都内のNTT Com指定エリアで、ハウジング接続サービスが東京都内4カ所のNTT Comデータセンター。利用料金の例は以下の通り。専用線接続のイーサアクセスは、10BASE-T接続で1Mビット/秒の契約の場合、VPNネットワーク利用料金が月額5万400円(税込)、アクセス回線料金が月額5万5650円(税込)る。LAN接続のハウジング接続サービスは、10BASE-T接続で1Mビット/秒の契約の場合、VPNネットワーク利用料金が月額5万400円(税込)、LAN接続料金が月額1万3650円(税込)。