セキュリティベンダーのSymantecによると、欧州のスパムネットワークは、3カ月連続で米国のスパムネットワークよりも多くのスパムメールを発信しているという。
Symantecは、これをスパムトレンドにおける「重大な転換」であるととらえている。これまで、米国のコンピュータがスパム送信に悪用され、多くのスパム送信者は米国に拠点を置いていた。
Symantecの欧州製品マーケティング担当マネージャーの1人であるFredrik Sjostedt氏は米国時間2月5日にZDNet UKに対し、拡大する欧州のブロードバンド市場をスパム送信者が利用していることをSymantecでは疑っていると述べた。
「欧州でのブロードバンドの浸透は驚異的だ。欧州はいまや、スパム送信で米国を明らかに上回っている」(Sjostedt氏)
またSymantecは、現在、多くのスパム送信者が欧州に拠点を置いていると考えている。Sjostedt氏は、「スパム送信者の大部分がこれまで米国を拠点としていた。しかし、このところ東欧やロシアのスパム送信者が活動的であることが分かっている。スパム送信者は狙いを定めるためにより近い場所を使用する傾向にある」と述べる。
ブロードバンドの普及率が高まることは、悪用されたコンピュータがより早くスパムを送信可能になることを意味し、その一方でスパム送信者はますます組織的になり始めている、とSjostedt氏は述べた。
「これまでの個別のスパム送信者から、スパム送信者やマルウェア作成者、ボットネットへのアクセスを販売する者などによる漠然と結ばれたグループへと移ってきた」(Sjostedt氏)
Sjostedt氏は、スパムを送信する最大級のボットネットはStorm Wormによって構築されたと述べる。Stormは、頻繁に位置を変える「速く流動的な」コマンドおよびコントロールサーバを含む高度な攻撃メカニズムと防衛メカニズムを備えた悪用されたコンピュータのネットワークである。
「Stormは最も普及している(スパム)送信方法である」とSjostedt氏は述べた。同氏はまた、多くのスパムリレーは欧州で発生しているが、ボットネットは世界的な現象であると指摘した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
脆弱性の情報開示はいかに失敗したか・7月8日に多くのベンダが同時にパッチを公開したDNSに関する脆弱性に関する秘密は、発見者のKaminsky氏や関係者が守ろうとした30日間よりもずっと早く明らかになった。この背後で起こった出来事についてまとめる。 2008/07/23 17:02 【Zero Day】
安全こそが銀行の“ウリ”--「みずほダイレクト」が講じたセキュリティ強化策とは?・みずほ銀行のネットバンキング「みずほダイレクト」が、相次いでセキュリティ強化策を打ち出した。契約者が増大するにしたがって、ネットバンキングのセキュリティ対策は、銀行にとって至上命題になっている。 2008/07/23 11:00 【事例】
ZDNet Japan ホスティング特集
ZDNet Japan Green IT
Techno Exchange
DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」
フォトレポート:分解、アップル「iPhone 3G」
ちょっと変わった「iPhone」向けアプリケーション10種
契約してわかった、iPhoneのさまざまな注意事項