ターボリナックスは3月23日、京都府京田辺(きょうたなべ)市の小中学校で実施されたオープンソースソフトウェア(OSS)デスクトップ環境の実証実験に、同社のLinux製品「Turbolinux FUJI」が採用されたことを発表した。
同実験は、経済産業省が推進する「Open School Platform」プロジェクトの一環。公共機関向けシステム開発で実績のある内田洋行が、京田辺市の教育委員会などと共同で実施した。実験期間は2005年9月下旬〜2006年3月中旬。
京田辺市にある3つの小中学校の生徒1050人が、リサイクルパソコンを含む210台のLinuxパソコンを授業に利用した。参加したのは田辺小学校、草内小学校、田辺中学校。それぞれ算数、社会科、理科、総合学習の時間に、オープンソースのオフィスソフトや画像処理ソフト、ウェブブラウザなどの操作性を検証した。
また教育委員会によるリモートメンテナンスと訪問サポートを中心に、OSSデスクトップ環境の運用管理体制を構築したという。なおOpen School Platformプロジェクトでは、ほかに岐阜県と茨城県の小中学校が、ターボリナックスのLinux製品を導入している。