PCメーカーへのWindows XPの提供は2008年1月31日まで--MSが認める

文:Joris Evers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-04-13 17:31

 2008年から、Windows XPを搭載した新しいPCを買うことができなくなる。

 Microsoftの関係者は米国時間4月12日、同社が、Dell、Lenovo、Hewlett-PackardなどのPCメーカーに対するWindows XPの販売を2008年1月31日で終了することを認めた。また、オリジナルのPCを製造するシステムビルダーへの販売も、その1年後に終了すると、同関係者は述べている。

 Microsoftの関係者はCNET News.comに宛てた電子メールで「これはMicrosoftがここしばらく用いてきたプロセスだ。前のバージョンを、どこででも手に入れられる状態から、ディストリビュータだけから入手できる状態、そして最後にはダウングレード権を通じてのみ入手可能な状態へと移行することで、ユーザーを前のOSから次のバージョンへと徐々に移すのである」と述べている。

 Windows XPの後継であるWindows Vistaは、1月末より小売店で発売された。Microsoftは、Vistaが以前のWindowsより安全で、操作性、接続性、エンターテインメント性に優れていることを熱心に喧伝してきたが、Vistaに対応したアプリケーションやハードウェアドライバが現状は不足しており、普及のための大きなハードルとなっている。

 こうした状況があるにも関わらず、多くの消費者はすでに、PCを購入する際の選択肢がVistaのみという状況に置かれている。PCメーカーはすでにオンラインでも小売でも、消費者に販売する製品のほとんどすべてにVistaを搭載しており、企業向け製品の一部でもこの傾向が見られるようになっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]