大塚商会(大塚裕司社長)は、証券業界および金融業界を対象に、オンライントレーディングサービスにおけるセキュリティ強化を実現する「本人認証システム構築サービス」を発売した。
同サービスは、60秒ごとにユーニークな6桁の数字を生成・表示する「RSA SecurID」認証トークンに表示された数字と、個人の暗証番号(アカウントパスワード)入力の2つの要素によって認証を行う。このため、暗証番号や認証トークンどちらかを盗まれた場合に起こる、なりすまし対策が可能になる。
同サービスを利用することで、オンライントレーディングサービス提供企業側は、提供するサービスの本人認証を強固にし、利用者からの暗証番号に関する問い合わせや変更作業がなくなり、管理工数削減が可能になる。一方、利用者側にも、専用ソフトや装置を追加することなく高度なセキュリティが実現でき、暗証番号の管理や定期的な変更作業がなくなるといった利便性の向上が期待できる。
参考価格は、オンライントレーディングサービス利用者が5000ユーザーの場合で約6000万円程度の見込み。発売12か月で20システムの販売を目標としている。