マイクロソフトは9月1日、企業向けセキュリティソフト「Microsoft Internet Security & Acceleration(ISA)Server 2006日本語版」の販売を開始した。「Standard Edition」と「Enterprise Edition」の2種類を用意する。
ISA Server 2006は、組織内のIT環境をインターネット上の脅威から保護しつつ、「Exchange Server 2007」「SharePoint Server 2007」などによる情報公開を可能とするセキュリティゲートウェイ。
シングルサインオン機能を備えるほか、スマートカードやワンタイムパスワードなどに対応した認証、Active Directoryとの統合といった機能に対応する。Windows UpdateやMicrosoft Updateの使用する「BITS」プロトコルのキャッシュも可能で、ネットワークの高速化にもつながるという。
Standard Editionは、1台のサーバで最大4個のCPUが利用可能。Enterprise Editionは、利用可能なCPUの数に制限がない。対応OSは、Windows Server 2003(Service Pack 1以上)、Windows Server 2003 R2となる。ただし、64ビット版OSでは使用できない。
ボリュームライセンスおよびOEMライセンスのほか、Standard Editionのみパッケージで販売する。Open Business Licenseの推定小売価格は、Standard Editionが24万9000円、Enterprise Editionが110万円。