マイクロソフト、Windows XP向けセキュリティパッチを再リリース

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-06-20 11:21

 Microsoftは米国時間6月19日、Bluetoothスタックの脆弱性を修正するため6月に入ってリリースしたセキュリティパッチを再リリースしたと発表した。この脆弱性を利用することにより、攻撃者は「Windows XP」を実行しているコンピュータを完全にコントロール可能となる。

 セキュリティパッチMS08-030は当初、6月10日にリリースされた。現在、Windows XP SP2およびSP3の顧客向けに同アップデートの新版が提供されている。

 Microsoftでセキュリティレスポンスコミュニケーションを統括するChristopher Budd氏は、ブログエントリの中で、「MS08-030のリリース後に、Windows XP SP2およびSP3向けのセキュリティアップデートが、そのセキュリティ情報で説明されている問題に対する完全な防御手段を提供していない可能性があることが分かった」とし、さらに「われわれは、その可能性を把握した直後から、Software Security Incident Response Process(SSIRP)を開始し、問題の調査に乗り出した」と述べている。

 「われわれが調査した結果、他のセキュリティアップデートは、そのセキュリティ情報で説明されている問題に対する防御手段を提供していたが、Windows XP SP2およびSP3向けアップデートは提供できていなかった」(Budd氏)

 Microsoftは現在も実態調査を続けており、今のところ別個に発生した2件の「人的問題」が関与した可能性があると考えている、とBudd氏は述べているが、詳しい内容は明らかにしていない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]