独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月7日、プロトコル分析ソフト「Wireshark」に脆弱性が存在すると公表した。
Wiresharkの1.2.2より以前のバージョンが対象。細工されたerfファイルを処理すると、遠隔地の第三者によって任意のコードを実行されたり、DoS攻撃を受けたりする可能性がある。
Wiresharkではこの問題を解消した最新版を提供しており、該当するユーザーは速やかにアップデートするよう呼びかけている。なお、JPCERT/CCではこの脆弱性の危険度について、攻撃経路や認証レベルで「高」、攻撃の難易度で「中〜高」、攻撃成立に必要なユーザーの関与で「中」と分析している。