VeriSignは米国時間7月19日、ウェブサイト運営者向け認証サービスにマルウェアスキャンを追加すると発表した。
「VeriSign Trusted」チェックマークシールは、サイトが運営元であると主張する組織または企業のものであり、サイトと訪問者の間の通信を保護するために暗号化が使用されていることをVeriSignが検証済みであることをウェブ閲覧者らに示すものである。既存および新規のVeriSign SSL顧客のサイトは、毎日スキャンされ、追加料金なしでマルウェアもチェックされることになると、VeriSignの製品マーケティング担当バイスプレジデントを務めるTim Callan氏は述べた。
また同社は、AVGの「LinkScanner」ソフトウェアを使用するユーザー向けに、ショッピング検索エンジンPricegrabberとTheFindのほか、GoogleとBingのウェブ検索結果にも同社のシールを追加する。「われわれは、他の検索エンジンとの契約に向けて積極的に取り組んでいくつもりだ」とCallan氏は述べた。
顧客のウェブサイト上にマルウェアを検出すると、VeriSignはシールを取り除き、サイト管理者に電子メールで通知する。サイト管理者は、どのようなコードがどこに検出されたかという詳細なレポートをVeriSign管理コンソールを介して参照することができる。マルウェアが取り除かれれば、VeriSignはそのサイトをスキャンして確認し、シールを元通りに取り付ける仕組みになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。