「OpenSSO」と「OpenAM」の普及を目指して関連企業がコンソーシアム設立

吉澤亨史

2010-10-19 14:00

 野村総合研究所(NRI)、オープンソース・ソリューション・テクノロジ(OSSTech)、オージス総研の3社は10月18日、オープンソースのシングルサインオンソフトウェア「OpenSSO」と「OpenAM」の日本における普及や発展を目指し、「OpenSSO&OpenAMコンソーシアム」を設立したと発表した。

 OpenSSOはSun Microsystemsが開発し、オープンソースとして公開されている。SAML 2.0やXACML、WS-Federationなど業界標準の仕様をサポートしている。OpenAMはノルウェーのForgeRockがOpenSSOをベースに開発したオープンソースソフトウェアだ。

 コンソーシアムは、OpenSSOとOpenAMが企業や大学などでの導入、クラウドコンピューティングやSaaSのアプリケーションで複数の認証を統合する場合でも利用が増加していることを受け、OpenSSOをベースにしたソリューションを提供している企業と、OpenSSOのユーザー企業の計8社で設立した。

 今後はOpenSSOで生じた不具合の修正、セキュリティ対策、機能拡張などに関する協議や開発に関する相互協力、セミナーなどを通じたOpenSSOの普及活動などを行っていく。また、欧州のOpenAMコミュニティーと連携する予定だという。コンソーシアムでは参加企業を募集しており、2010年度中に20社の参加を見込んでいる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  3. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]