独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月4日、オープンソースソフトウェア・センター(OSSセンター)を1月1日に設立したことを発表した。
OSSセンターは、産学官が協力してオープンソースソフトウェアの普及を促進する機関。日本OSS推進フォーラムと連携し、オープンソースソフトウェアの活用および普及の中核となって、「基盤整備」「情報集約と発信」「普及促進」の3つを柱とした活動を展開する。
基盤整備では、オープンソースソフトウェアを活用したシステム構築の際に利用できる情報の整備や性能評価を行い、デスクトップの導入における実証実験などを実施。IPAがこれまでオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業で実施してきた開発事業をここに引き継ぐ。
情報集約と発信では、オープンソースソフトウェア関連情報を蓄積するデータベース「OSS iPedia」を構築する。これは、主要なオープンソースソフトウェア一覧や用語集を含み、見出し語の網羅性と充実した解説を取り込んだ情報基盤を目指す。基盤整備で行う性能評価情報や、導入事例情報も蓄積したい考えで、2006年春に公開される予定。