富士通は10月30日、中規模企業向け統合業務(ERP)パッケージ製品系列「GLOVIA smart」において、新たに製造業向けパッケージ3種と会計/人事給与/ワークフローパッケージ4種の販売を10月30日に開始した。出荷は、11月13日から順次始める。
GLOVIA smartは、「GLOVIA smart SOA」という技術を採用しており、各製品を相互に接続できる。これにより、統合型ERPシステムの導入が、短期間かつ低コストで完了するという。
今回提供を開始するパッケージ製品のうち、製造業向けの「GLOVIA smart製造ソリューション」はシステムをカスタマイズすることなく導入できるため、システム構築期間の短縮と、30%以上の導入コスト削減が可能という。新しい7製品の概要と税別価格は以下の通り。
- 「GLOVIA smart 組立」:
部品やユニットなどの組立作業を中心とする製造業向け生産管理パッケージ。150万円から - 「GLOVIA smart 加工」:
部品加工を中心とする製造業向け生産管理パッケージ。150万円から - 「GLOVIA smart 装置」:
化学/薬品、飲食料品製造などの装置業向け生産管理パッケージ。150万円から - 「GLOVIA smart会計情報システムGLOVIA-BP」:
比較的小さな規模向けの会計パッケージ。40万円から - 「GLOVIA smart 人事給与システムGLOVIA-C XI」:
管理対象が約300〜数千人の人事給与パッケージ。90万円から - 「GLOVIA smart 人事給与システムGLOVIA-BP」:
管理対象が約10〜500人の人事給与パッケージ。60万円から - 「GLOVIA smart ワークフロー経費」:
経費に関する各種伝票の記入/申請の手間を省ける経費ワークフローパッケージ。160万円
また、富士通はGLOVIA smart商品と連携可能な製品のうち、富士通が取り扱う12製品を「GLOVIA smart certified商品」、サードパーティが取り扱う62製品を「GLOVIA smart enabled商品」と認定し、順次提供していく。各製品には、認定マークを表示する。
なお、富士通では、今後3年間でGLOVIA smartと関連ハード/ソフトを含む売上高1000億円を目指す。