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EPM分野では圧倒的な実績がある--日本オラクルの岩本氏

高田真吾(ライトセブン)
2008/02/14 19:30

 岩本氏は、「サイクルを企業全体の目標を中心に再構成し、PDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルを円滑に回せる環境作りこそ、企業にとって重要な課題だ」と話す。しかし、IT部門がTCOの削減/複雑性の軽減/標準化などを目指す一方で、経営層は、マーケットシェアの拡大/売上の拡大/在庫の削減などを目標とするので衝突は避けられない。

 この問題を解消するのが、日本オラクルが提供する「Oracle Enterprise Performance Management」だ。

 同製品は、データ同期を受け持つ「Fusion Middleware」をはじめ、データを経営情報に転換する「Business Intelligence Foundation」、財務会計/連結会計のアプリケーションである「Performance Management Applications」、業種/業態に応じたBIを迅速に導入するためのテンプレート「BI Applications 」などで構成される。

 「最終的に、EPM Workspaceを入り口にして統合された情報を業務に生かし、アクションにつなげるサイクルを構築できる。我々は、業務データから得られた知見をアクションにつなげるクローズドループなマネージメントシステムの仕組みを提供する」(岩本氏)

計画系分析を一元管理するHyperion

 企業において予算管理はExcelをベースにしていることが多い。しかしExcelでは、柔軟性に欠けるのが実態だ。また、ファイルベースのExcelでは紛失も多く、バージョン管理も困難となる。

 そこで日本オラクルでは、予算管理データをサーバで一元的に管理する「Hyperion Planning」を提案している。同ソリューションは、使い慣れたExcelをアドインすることでオンラインでもオフラインでも使用可能。たとえば、事業ドメインを拡大するために、どの企業を買収/合併すべきか、黒字化するべき収支をプランニングできる。

 また、連結会計において平均的な企業が、決算の締めに6日間、調整とレポーティングに12日間を要するのに比べ、グローバルに展開する大企業は、平均して締めに2日間、レポートまでに6日間という調査結果がある。

 後者は、分析やフォーキャスティングに大きな時間を割けることを意味するが、企業にとって締めからレポートまでの期間を短縮化し、分析に時間を割くことは重要になる。これを実現するのが「Hyperion Financial Management」となる。地域別、事業別、ブランド別など、連結管理に必要とされる多軸の分析が容易にできることが特徴となっている。

 さらに、アプリケーションの作成や配布を一括して管理、コントロールする仕組みとして、ビジネスインテリジェンス(BI)の統合インフラを実現するのが「Hyperion EPM Architect」だ。

 Hyperion EPM Architectを導入することで、予算編成、財務連結、人事管理、販売計画、設備投資計画、マーケティング計画など、それぞれの展開について固定的に投資するトランザクションアプローチではなく、工数の削減とEPMの追加展開におけるコストを大幅に削減できる。

 岩本氏は、「企業の透明性、グローバル化、会計コンバージェンスという社会情勢の流れに向けて企業の全体最適を図れるようなEPMシステムが必要とされている。その中で、EPMの仕組みをトータルで提供できるのはオラクルだけだ。我々には圧倒的な実績がある」と話し、講演を締めくくった。

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