ハイペリオンは4月17日、ティアックがハイペリオンのビジネス・インテリジェンス(BI)ソフトウェアである「Hyperion Performance Suite」を導入することで“戦略的情報システム”を構築、2006年7月に新システムが稼働したことを発表した。
ティアックは新しい戦略システムにより、経営情報の“見える化”を推進。ビジネスユニットごとの目標に対する実績の把握と分析を可能にするなど、経営管理の強化と適切な事業推進が可能な体制を実現した。
Hyperion Performance Suiteが採用されたのは、関連ツール群と拡張性、開発の容易性、優れた管理/運用性などが評価されたため。ウェブ対応のクライアント設定が不要なこと、定型レポートの自動出力機能など、容易な開発環境も導入の決め手となっている。
新しいシステムでは、対話形式で開発できるHyperion Performance Suiteの「Dashboard Builder」機能で行われたため、開発チームの作業負荷を軽減し、生産性を向上。また、ダッシュボード画面の標準形と作成方法を統一化し、レポート品質のばらつきも減少している。
ティアックでは、今後もハイペリオン製品を活用し、レポートの種類を増やすのではなく、各現象をより多角的に分析できる“深堀”型に注力。経営層には経営指標をマップでシンプルに表示できるシステムを提供する計画だ。