iPhoneに新しい歴史が刻まれそうだ。iPhoneがスマートフォンの世界でどれだけ躍進するかを占うソフトウェア開発キット(SDK)がまもなく公開されるはずなのである。
2007年6月末の発売以来、多くのソフトウェア開発者によって非正規のアプリケーションが作られてきたiPhone。そんなiPhoneのSDKを今週公開することで、Appleは、これまで非正規のソフトを作成せずに待ってきた誠実なコーダーたちの期待に報いることになっている。Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、サードパーティーによるiPhone向けネイティブアプリケーションの開発を可能にするため正式なSDKを2008年2月に公開すると、2007年10月時点で述べていた。
いよいよ2月も最後の週となり、iPhoneやiPod Touchのソフトウェア開発についてAppleの考えを知りたいと、期待が高まっている。
しかし、発表までもうしばらく待つ必要がありそうだ。先週末、Business WeekはSDKの公開が3月に延期されたと報道し、さらに25日にはThe Unofficial Apple Weblogが、最初に発表されるSDKはアルファかベータ版で、正式版は2008年後半に公開されるだろうと報じている。Appleの関係者は25日、SDKを2月に公開する計画について変更はないと述べた。
Appleは米国時間火曜日に発表を行うことが多いので、SDKにしろ、最近噂になっているあれやこれやといった製品についても、これからしばらく注意が必要そうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ