日本IBM、ビジネス分析ツールの新製品「Cognos 10」を発売--ソーシャル機能も統合

ZDNet Japan Staff

2010-11-10 14:16

 日本IBMは11月10日、ビジネス分析ソフトウェアの新製品「IBM Cognos Business Intelligence V10.1(IBM Cognos 10)」の提供を開始した。

 IBM Cognos 10では、社内外のあらゆる情報を横断して分析できるウェブベースの統合ワークスペース環境「IBM Cognos Business Insight」が新たに提供される。これにより、従来は個別のツールを使う必要があったレポーティング、トレンド分析、What-if分析、予測分析といった各種分析を一元的に実施できる。また、分析ツールの選定および評価のプロセスを簡略化し、過去の情報からリアルタイムで更新される現在の情報、予測分析による未来の情報までを統合して、より俯瞰的な分析を行うことができるとしている。

 さらに新製品には、コラボレーションとソーシャルネットワーキング機能を提供するソーシャルソフトウェア製品である「IBM Lotus Connections」が組み込まれる。このツールによって、意思決定を行う関係者と情報や洞察を共有するにあたって、メールなどの他のツールを個別に利用する必要がなくなるという。

 そのほか、エンドユーザー自身がレポートのグラフを好みに合わせて変更でき、並び替えやドリル操作なども行える。必要に応じて、ワークスペースで表示されるコンテンツの入れ替えも可能だ。閲覧デバイスとしては、従来のBlackBerry、Windows Mobileに加え、iPhoneやiPadにも対応する。オフライン環境でも利用できるインタラクティブなレポート作成機能も追加された。

 IBM Cognos 10の税別参考価格は、100名利用の場合で1852万5000円。

IBM Cognos Business Insight 新たに提供される統合ワークスペース「IBM Cognos Business Insight」

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  2. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  3. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

  4. ビジネスアプリケーション

    AIの投資対効果を最大化する「先導者」の存在--企業に求められる戦略策定能力

  5. ビジネスアプリケーション

    「AIエージェントによる顧客サポート」など10選、セールスフォースが示す最新のデータ活用法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]