最近、Linuxという言葉が「革命」の代名詞のように使われている。反体制、反ビル・ゲイツ、反ライセンス料金--あらゆる主張がLinuxという言葉をキャッチコピーに使っている。注意して見てみれば、あらゆる規模の企業があらゆる目的のために、この言葉を利用していることが分かるだろう。
しかし、誰もがLinuxを使っているからといって、誰もがその事実を伝えたいと思っているわけではない。私はこの特集のために、WindowsからLinux、またはLinuxからWindowsに移行した複数の企業に取材を申し込んだが、その反応は予想外のものだった。
私は現在のLinux人気を見て、Microsoftのサーバソフトウェアに見切りをつけ、Linuxサーバに乗り換えたことを誇らしげに語ってくれる企業はすぐに見つかるだろうと考えていた。実際、誰もがそうしているのではないかと……。
ところが残念なことに、快く取材に応じてくれたのは、Wotif.comだけだった。Wotifは年内にも上場を予定している宿泊施設の直前予約サイトだ。
ZDNet Australiaの取材に対し、Wotifの最高情報責任者(CIO)のPaul Young氏は、Microsoftの「SQL Server」には拡張性の面で不安があったと語った。
「(Microsoft製品の将来性に)制約を感じていた。最大の懸念は、当社が必要とする性能水準をSQL Serverが今後も提供できるのかということだった」(Young氏)
「会社の成長にシステムがついてこれるかどうかは重大な問題だ。当社は急激に成長している。しかも、この状態は過去5年間変わっていない」(Young氏)
LinuxからWindowsへの移行事例として、われわれは2社の例を取り上げた。ひとつは「2Day FM」「FoxFM」「Triple M」といった人気ラジオ局を運営するラジオ網のAustereo、もうひとつは環境・インフラ分野のプロジェクトに専門知識とノウハウを提供するCoffey Internationalだ。
Austereoについては改めて紹介するまでもないだろう。一方、Coffeyの名前に聞き覚えがない読者のために言うと、同社は昨年1000万ドルの利益と、1億7000万ドルの売上高を記録している。
各社が移行を選んだ理由と、移行によって得られたビジネス上の利益については、各社のケーススタディをご覧いただきたい。
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