住友電工情報システムは1月20日、オープンソースのソフト開発環境「Struts」と連携可能なJava開発フレームワーク「楽々FrameworkIIバージョン3.0」の販売を開始した。
このJava開発フレームワークは、複雑な処理を実現できる業務コンポーネントを備えるため、プログラミングを行わずに業務処理の大部分に対応できるという。そのため、同社では「プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮できる」としている。さらに、データベース設計の完了後すぐに試作プログラムを自動生成して動かせるので、「Javaでそのままシステムを構築する場合に比べ、10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能」(同社)。
同社は、楽々FrameworkIIバージョン3.0で、Strutsとの連携機能「RakConnect for Struts」を新たに追加した。これにより、Strutsアプリケーションと楽々FrameworkIIアプリケーションでのメニューやログイン認証の共有、Strutsアプリケーションから楽々FrameworkII部品の呼び出し、楽々FrameworkIIアプリケーションからStrutsで作成したアプリケーションの呼び出し、といった処理が可能となる。
対応サーバOSは、Linux、Solaris、AIX、Windowsとなっている。