アパッチ、「Beehive 1.0」を発表--アプリケーション構築時のコーディング量を削減

Jonathan Bennett(UK.Builder.com) 2005年10月06日 12時52分

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 Apache Software Foundation(ASF)は、J2EEおよびStruts向けのコンポーネントツールキットとして「Beehive 1.0」のリリースを発表した。

 Beehiveの目的は、アプリケーション構築時のコーディング量を削減することにより、Java言語によるWebアプリケーション開発を容易にすることにある。

 このオープンソースプロジェクトはもともと、米BEA SystemsのWebLogic Workshopから派生したものである。同社は2004年5月に、Apache Incubatorプロジェクトにコードを寄贈しており、Beehiveは今年7月の時点でASFにおける最重要プロジェクトとなっている。BeehiveのバイスプレジデントEddie O'NeilはBuilder UKに対し、開発者はプロジェクトの進展に満足していると語っている。同氏は、「このことに関して、われわれは大変興奮している。骨の折れる仕事だが、やりがいがあると興奮している」と述べている。

 Beehiveは大きくわけると、「NetUI」「Controls」「Web Service Metadata(WSM)」という3つのパーツで構成されている。NetUIはApache Struts上に構築されたMVCフレームワークであり、HTMLページ用の一連のJSPタグや、データグリッドといったより複雑なUI(ユーザーインターフェース)コントロールが追加されている。そしてControlsは、さまざまなデータソースや他のリソースに対して一貫性のあるインタフェースを提供するための、バックエンドで使用されるJ2EEクラス群である。これらはともに、メタデータに大きく依存しており、Java Metadata規格であるJSR 175に準拠したものとなっている。

 O'Neilによれば、メタデータの規格が存在していたことは、Beehiveにとって大きな助けとなったという。同氏は、「BeehiveはJSR 175メタデータ規格を活用している。われわれは過去に、Javadocによるメタデータを使用していたが、メタデータは今や言語仕様の一部となったため、その規格を利用して機能を実現することにしたのだ」と述べている。

 WSMは、メタデータのこのような利用をWebサービスにまで拡張するものであるが、Beehive 1.0には含まれておらず、そのリリースは、公式規格であるJSR 181の承認が条件となっている。そしてJSR 181は、Java Community Processの最終段階にあるTechnology Compatibility Kitを必要としているのだ。

迅速な開発に向けた協力

 O'Neilによれば、今回のような迅速な開発は貢献者の頑張りによるところが大きいという。同氏は、「コードがApacheに寄贈されたのは2004年7月だった。われわれは1年かけてコードを熟成させ、コミュニティを育て、その間に3回のリリースを行った」と述べている。

 BEA Systemsの社員で、プリンシパルテクノロジストであるMartin Percivalによれば、同社はプロジェクトの発展を歓迎しており、現在もプロジェクトに対して活発に関与し続けていると付け加えている。

 同氏は、「BEAはプロジェクトに大きく関与し続けている。コードの貢献者の多くは、社内でオリジナルのバージョンを構築する作業に関わっていた。Apacheの優れている点は、他の人々も貢献できるということだ。ここではさまざまなアイデアがミックスされていくわけだ」と述べている。

 当初は商用ソフトウェア企業において開発されていたコードがApacheプロジェクトのものとしてリリースされるのは、これが初めてではない。「XMLBeans」もBEAによって寄贈されたものであるし、IBMはコードとともにプロジェクトを提供したことがある。そして、商用ソフトウェアベンダとオープンソースコミュニティ間の協力は、いずれの側からみても成功していると捉えられている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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