沖電気工業は4月12日、オープンソースソフトウェア(OSS)による業務システム構築を支援する新組織「オープンソースソフトウェア・ソリューションセンタ(OSSC)」を立ち上げた。顧客企業が検討する業務システムの規模、目的、要件に応じ、OSSと商用ソフトウェアを任意に組み合わせた基盤を構築し、提供する。
OSSCは沖電気グループ内から、OSSシステム構築実績ある技術者を集めて設立した。同組織では現在普及しているOSSを評価、検証し、業務システム基盤向けの推奨製品を選定。それらを利用したアーキテクチャ・モデルの策定と標準化を行う。
沖電気では同日より主要OSSミドルウェアの導入支援サービス「e-OSSサービスパック」を開始する。OSSCの推奨製品である「RedHat Enterprise Linux」「MySQL」「JBoss Application Server」「Apache Tomcat」「Apache HTTP Server」「Struts、Spring」と、その周辺ソフトウェアによる業務システム構築と運用を一括して手がける。
顧客企業が選択したOSS別に、導入やパラメータ設定を行う。またシステム連携、アプリケーション開発、障害対策を支援し、パフォーマンスチューニングやシステムテスト支援、運用設計、運用教育研修も行う。