Apache GeronimoがSun MicrosystemsのJava Enterprise Edition 5.0 TCKを通過した。Apache Geronimoプロジェクトでは、現在、JavaEE 5対応のGeronimo 2.0を開発中だが、開発バージョンである2.0-M6が全てのテストを通過、これにより、Java EE 5との互換性が公式に認められることになる。すでに対応バイナリの提供が開始されている。
Geronimo 2.0は6月の終わりから7月の初旬にリリース予定。JSF 1.2やEJB 3.0といった、開発を容易にするテクノロジを含むJava EE 5への対応は、バージョン2.0の目玉のひとつとなっている。
GeronimoはIBMがサポートに力を入れているJava EEアプリケーションサーバ。IBMはGeronimo用のサポートプログラムを用意しているほか、GeronimoベースのWebSphere Application Server Community Editionも提供している。なお、今回のリリースでJBossとGeronimoの2大オープンソースJavaアプリケーションサーバがJava EE 5への対応を果たしたことになる。