9月18日、Linux MintプロジェクトはLinuxディストリビューション「Linux Mint」の新しいベータ版「Celena BETA 021」を公開した。
Linux Mintは、デスクトップ向けのUbuntu系Linuxディストリビューション。Ubuntuで不足していたマルチメディア関連のサポートを強化しているのが特徴である。また、Ubuntuの茶色をベースとしたデスクトップの配色とは対照的に、Linux Mintでは水色を基調とした配色になっている。
今回リリースされたのは、Linux Mint 3.1(コードネーム「Celena」)としてリリースされる予定のもののベータ版で、Linux Mint 3.0をベースとしておりUbuntu 7.04との互換性がある。Celenaでは、初期設定ウィザード「MintAssistant」や、ネット上へのファイルのアップロードを簡単に行える「MintUpload」、PDFの作成機能などが追加されており、安定性やパフォーマンスも以前に比べて向上するという。
なお、Celena BETA 021では、前回リリースのBETA 017と比較して、aptコマンドが追加されたほか多数のバグ修正が行われている。