Apache HTTP Serverに脆弱性:相次いでアップデート

荒浪一城

2007-09-11 17:19

 9月7日(米国時間)、The Apache Software Foundationは、「Apache HTTP Server」のセキュリティー上の問題を解決したバージョン、「Apache 2.2.6、2.0.61、1.3.39」をそれぞれリリースした。

 Apache HTTP Serverは、Webサーバーとしてデファクトスタンダードに位置するプロダクト。今回、セキュリティー上の問題となっていたものは、それぞれ下記のとおり。

  • Apache 2.2.x 系:「CVE-2007-3847: modproxy」、「CVE-2007-1863: modcache」、「CVE-2007-3304: prefork, worker, event MPMs」、「CVE-2006-5752: modstatus」、「CVE-2006-1862: modmem_cache」
  • Apache 2.0.x 系:「CVE-2007-3847: modproxy」、「CVE-2007-1863: modcache」、「CVE-2006-5752: mod_status」、「CVE-2007-3304: prefork, worker MPMs」
  • Apache 1.3.x 系:「CVE-2006-5752: mod_status」、「CVE-2007-3304: Ensure that the parent process cannot be forced to kill non-child processes by checking scoreboard PID data with parent process privately stored PID data.」

 なお、Apache 2.2.6では、Apache Portable Runtime (APR)がバージョン1.2.11、Apache 2.0.61ではバージョン0.9.16にそれぞれアップデートされている。Webサーバーの管理者は、早急にアップデートされたい。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]