「毎日が絶好調」とまではいかなくても、「絶不調」な日をできるだけ減らして、「絶好調」といえる日を増やしたいと考えているのは、私だけではないはずだ。しかし、絶好調を目指すためには、モチベーションをコントロールできなければならない。一流の「プロ」と呼ばれる人たちは、例外なく、モチベーションコントロールの達人だ。そこで、今回は「絶好調」を維持するためにモチベーションを高める方法を紹介してみたい。
落ち込んだり、やる気がでないという状況に陥り、モチベーションが下がっている時を想像してみよう。今日、明日、今週といった目先の短いタームで、嫌なことや苦手なことに向き合わなくてはならない時に、モチベーションは下がっているのではないだろうか。このような「短い時間軸」で物事をとらえて、やる気をそがれている時には、時間の物差しを伸ばして、考えてみることが役に立つ。視点を短期的から長期的に変えて物事をとらえ直せば、目先の困難が簡単に乗り越えられるハードルのように思えてくるはずだ。
ちなみに、2億2500万年前、アデロバシレウスから始まったわれわれ哺乳類の歴史は、その3分の2に相当する約1億6000万年もの間、はびこる恐竜から逃げまどうちっぽけなネズミのような存在だったという。われわれの祖先は、気の遠くなるような時間をかけて進化してきたのだという事実を覚えておこう。そして、アデロバシレウスとは、ギリシャ語で「隠れた王」を意味することも。
逆に、時間の物差しを長く持ちすぎているために、コンディションを崩してしまう場合もある。自分の5年後、10年後という長い時間の物差しで物事を考え、落ち込んだり、憂うつになったりする場合だ。こういうケースでは、時間軸をぐっと短くして、とにかく今日を楽しく生きようと考えればいい。自分のコンディションが良くないと思った時に、自分を支配している時間の物差しの長さを見つめ直し、自分の時間軸を切り替えてみることだ。まだ見ぬ先の不幸を憂うより、今の幸せを享受し、感謝すべきだ。
仕事で顧客を怒らせてしまい、関係がこじれてしまった。そんな時は、誰もが落ち込む。会社には迷惑をかけるし、上司にも申し訳ない。そう思うほど、視野が狭くなり、自分が取り返しのつかないことをしでかしてしまったように考えがちだ。もちろん、顧客を怒らせてしまったことは反省すべきで、関係者に謝る必要はある。しかし、その失敗にとらわれて悩み続けて、ほかのことが全く手につかなくなるようでは、さらに仕事に支障をきたしてしまう。そんなときは、「この失敗は会社の経営が危なくなるほどの問題ではない」と視界を広くし、会社という視点に立って自分を見つめてみよう。そして、失敗により、人は成長すると考えるべきだ。失敗がなければ、人類の繁栄もなかったのだから。
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