NTTデータは8月10日、同社の企業向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」が、スミセイ情報システムの人事・経理向けパッケージである「皆伝 ! ワークフロー」のクラウド基盤として採用されたと発表した。
皆伝 ! ワークフローは、会計・人事領域の実績ある業務テンプレートと、柔軟なカスタマイズが可能な点が特長となる業務アプリケーション。経費精算・旅費精算、人事・総務申請、勤務管理の業務ごとにテンプレートを用意し、基幹システムとの連携機能や内部統制上の証跡(ログ)機能も標準で提供しているため、企業のフロント業務の最適化と効率化を実現しつつ、内部統制を強化できるとしている。
今回、この製品をBizXaaSプラットフォームサービス上でクラウド化することにより、今後内部統制対策が求められる中小企業マーケットに向けてより導入しやすいソリューションとして提供できるようになったという。このサービスは、スミセイ情報システムから「皆伝 ! LE Works on BizXaaS」の名称で、9月より提供が開始される。
今回の採用にあたっては、BizXaaSプラットフォームサービスの信頼性の高さ、アプリケーションの迅速なクラウド化に対応する環境が整備されている点などが評価されたという。ワークフローエンジンとして、NTTデータイントラマートの「intra-mart」を基盤とした「BizXaaSプラットフォームサービス バックオフィスワークフローサービス」を採用することで、皆伝 ! ワークフローの特長である柔軟なカスタマイズや基幹システム連携機能を損なわずに、短期間でのクラウド化対応を実現したとしている。
両社では、同サービスで2011年度までに利用先ユーザー数2万5000人を目指す。