地方銀行の山梨中央銀行で「Windows Server 2008」と「SQL Server 2008」を基盤にした新勘定系システムが1月3日から稼働している。導入作業を担当した日本ユニシスが1月4日に発表した。
山梨中央銀行は2007年10月に日本ユニシスと、オープン勘定系システム「BankVision」採用で基本合意している。システムの運用は日本ユニシスの共同アウトソーシングセンターに委託されている。
新システムの導入により山梨中央銀行では、現金自動預払機(ATM)でドルなどの外貨預金ができるほか、BankVision採用行の機能の取り込みや共同化の開発パワーで、商品やサービスの開発のスピードアップできるとしている。また大規模災害でシステムが停止した場合の復旧時間の大幅短縮も可能になるなど、同行の顧客に対して、従来以上に高品質なサービスをタイムリーに提供できるという。
BankVisionは百五銀行(2007年5月)、十八銀行(2009年1月)、筑邦銀行(2010年1月)、紀陽銀行(2010年5月)、佐賀銀行(2010年5月)に続いて6行目の稼働となっている。