日本ユニシスは6月12日、鹿児島銀行が次期基幹系システムについて、同社製の「BankVision」採用を内定したことを発表した。BankVisionを採用する地方銀行は6行になる。
鹿児島銀行は、今後必要となる新しいバンキングシステムの共同研究、企画、およびその実現に向けて、2000年11月に設立されたS-BITSコンソーシアムに参画してきた。秋田銀行、北越銀行、山梨中央銀行、百五銀行、紀陽銀行、筑邦銀行、佐賀銀行、十八銀行、大分銀行、および鹿児島銀行の10行で構成される同コンソーシアムで、研究を続けた結果、次期基幹系システムでオープンシステムへの移行を決定。BankVisionの導入を内定した。BankVision採用を内定しているのは、百五銀行、紀陽銀行、筑邦銀行、佐賀銀行、十八銀行の5行であり、これに鹿児島銀行が加わった。
今後、日本ユニシスと鹿児島銀行は、日本ユニシスが提供する共同アウトソーシングセンターの利用も含め、運用形態、移行方法、本番稼働時期などについて協議を進める。