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オープンソースライセンス--やっぱり“タダ”じゃないの?

オープンソースライセンスについては、さまざまな種類のものが出回っており、統一した見解がない。オープンソースライセンスの大まかな意味と、これに関連する概念を紹介する。

文:Sylvia Carr(CNET News.com)
翻訳校正:株式会社アークコミュニケーションズ、磯部達也  2007年3月9日 08時00分

 オープンソースライセンスについては、さまざまな種類のものが出回っており、統一した見解がない。オープンソースライセンスの大まかな意味と、これに関連する概念をQ&A形式で紹介する。

--オープンソースライセンスってどれも同じように見えて、区別がつかないね。

 確かにそうかもしれない。まず、オープンソースソフトウェアがすべて同じ考え方で作られていると思っているとしたら、それは大きな間違いなんだ。

--そうなの?

 「オープンソースライセンス」という言葉はとてもあいまいで、ライセンス利用者がソフトウェアを作った人に対してお金を払わずに、ある程度の範囲でソースコードを改変したり配布できるようなソフトウェアライセンスのことを指すんだ。

--とっても単純に聞こえるね。

 ところが、単純なのはここまで。

--あらまあ。

 オープンソースソフトウェアは本当にいろんな種類のものが出回っていて、とても複雑な世界なんだ。ベンダー製のものもあれば、独自のグループが作ったものもある。GNU GPL(General Public Licence)や、BSDライセンス、Mozillaパブリックライセンスなどが良く知られているんだけど、一度は耳にしたことがあるだろう。でも、これらは氷山のほんの一角に過ぎないんだ。

--何だか寒気がしてきた。

 「オープンソースイニシアチブ(OSI)」という非営利団体が、「オープンソースとは一体何ぞや?」ということを延々と議論した結果、30種類前後のオープンソースライセンスを承認したんだ。つまり、OSIがオープンソースの定義に合うとみなしたライセンスを使うソフトウェアは、「OSI認定オープンソースソフトウェア」と言えることになる。OSIの定義はここ(日本語参考訳はこちら)から、OSIで承認されたライセンスのリストはここ(日本語参考訳はこちら)から確認できる。

 でも、これはただ1つの定義であって、こうしたOSI承認のライセンス以外にも、別の人達から見ればオープンソースと考えられているものもあるんだ。

--無料のものがオープンソースっていうワケじゃないの?

 そうはいかない。オープンソースであることと無料であることは、同じ意味じゃないんだ。たとえばフリーソフトウェア財団(FSF)は、何が「フリーソフトウェア」なのかについて独自の条件を決めているんだけど、必ずしもオープンソースと同じではない。FSFの詳しい見解については、ここから読むことができる。

 つまり、オープンソースソフトウェアでも、結局お金を払わなければならない場合もあることが分かる。ライセンス料という形じゃなくても、たとえばサービス料やサポート料といった形になるんだ。

--ほかに知っておいた方がよいことは何かあるの?

 そう、「デュアルライセンス」っていうものもある。

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