• メールアドレス:
  • パスワード:

現場から経営者まで--日常業務にBI機能を組み込むマイクロソフト

山下竜大(編集部)
2008/02/06 21:13

 ひと言にビジネスインテリジェンス(BI)といってもさまざまな解釈がある。それは、提供される製品によっても、提供するベンダーによっても変化する。BIにおけるマイクロソフトの基本スタンスは、できるだけ多くの人に利用してもらえる製品を提供すること。これはBI製品に限ったことではないが、ビジネスを効率化し、業務の生産性を向上させることを最大の目的としている。

 マイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャである米野宏明氏は、「企業の生産性を向上させるには、現場の生産性を向上させなければならない。また、いかに現場の担当者の意思決定スピードを向上するか、より高い価値を導き出すかが重要になる。ビジネスをITで支援する取り組みとして、さまざまなBIソリューションを提供していく」と話す。

寡占化が進むBI市場

 BIソリューションは、マイクロソフトの中でも長い歴史を持つ分野のひとつだ。現在のBI市場について米野氏は、「ここ1〜3年で大きく空気が変化してきた。我々が提供する製品のポジショニングにも関係するが、BI市場そのものの雰囲気が大きく変化していると感じることが多くなった」と話す。

 2007年には、3月にOracleがHyperionを33億ドルで、10月にSAPがBusinessObjectsを68億ドルで、11月にIBMがCognosを50億ドルで買収することを発表。寡占化が進んだこともBI市場の変化のひとつといえる。米野氏はまた、ユーザーの意識が変わってきたことも指摘する。

 「これまでのBI市場は、BIツールが中心だった。しかし現状では、BI市場とBIツールはイコールではなくなった。また、セントラルウェアハウスを構築したデータ分析は、特定分野では必要だが、一般企業のBIでは、すべてのデータを統合して分析を行うというニーズは少なくなっている」

 これまでのBIベンダーであれば、必要なデータをひとつのデータウェアハウスに統合し、情報共有を行うアプローチを推奨していた。この方法が有効な業務は残っているものの、一般のユーザーにとってはデータが一個所に集約されている必要はなく、必要な時に必要なデータを取り出せればよい。

 米野氏は、「重要なのは、その企業の経営環境が変化したときに、迅速かつ柔軟に変化に対応できるBIソリューションを実現すること。ユーザーは、現実的な情報収集の仕組みを求めている」と話している。

MSの米野氏 マイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャ、米野宏明氏。
  • 1
  • 2
次へ »
キーショートカット:  b - 前のページ n - 次のページ
バックナンバー
関連記事
この記事を読み解くキーワード:
ビジネスインテリジェンス
データマイニング
ZDNet用語検索
企業情報
キーワード
関連ホワイトペーパー
関連製品
関連リリース
関連イベント

注目記事

企画特集

DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」
PowerEdgeサーバに最適な運用管理ソリューション後編
今知るべき仮想化情報今知るべき仮想化情報
インフラからアプリケーションまで、これを知らずに仮想化は語れない
ZDNet Japan Green ITZDNet Japan Green IT
洞爺湖サミット目前!環境に配慮したGreen ITとは?
Techno ExchangeTechno Exchange
全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略
「未来の、その先」をどう提言していくか「未来の、その先」をどう提言していくか
クラウドコンピューティングが導く新しいシステム
ブログ RSS Feed
洞爺湖と環境と私
裏方の裏方日記〜日々是広報 2008/05/20 12:57
プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」
ミュージシャンのGacktさんと漫画家の三浦建太郎さんという2人のプロが参加しながらも、ユーザーが自由に作品を公開できるという歌声合成ソフト「がくっぽいど」。この開発経緯を開発元に聞いた。
iPhone、月額通信料金は7280円からに--ソフトバンクモバイルが発表
UPDATE ソフトバンクモバイルはiPhoneの通信料金プランを発表した。月額980円のホワイトプランに、データ定額制プラン「パケット定額フル」、「S!ベーシックパック(i)」をあわせ、月額7280円からとなる。
ジョブズ氏引退後のアップルを考える
カリスマ的な創業者が社を去った後、会社の業績が低迷する事例は、ハイテクだけでなく、さまざまな業界で見られる。アップルは「ジョブズ氏後」に備えているのかどうか検討する。