今年1月のConsumer Electronics Show(CES)では、MicrosoftとYahooが「Windows Vista」用に最適化された「Yahoo Messenger」の新バージョンについて大々的に取り上げていた。これは進行中の数多くの強力な「Windows Presentation Foundation(WPF)」アプリケーションのひとつと見られていた。
それから1年近く経った米国時間12月6日に、YahooはVistaのインスタントメッセージングアプリケーションのプリベータ版を発表した 。しかしなぜこれほど時間がかかったのか、あるいはいつYahooから最終バージョンが出るのかは、未だにわからない。
どうなっているのか?アプリケーションとは、オペレーティングシステム(OS)のセールスポイントのはずではないか?もしそうなら、Vistaの基盤をなすWPFグラフィックスや、「Windows Communications Foundation(WCF)」の通信インフラ、そして「Windows Workflow(WF)」の利点を活かして構築された、マストアイテムとなるVistaアプリケーションはどこにあるのか?
Microsoft のClient Platformのテクニカルエヴァンジェリストを務めるTim Sneath氏は「偉大なるWPFアプリケーション」を列挙している。Yahoo Messengerを加えると、これで16種類となった。Sneath氏のリストには(YahooとRoxioを除いては)消費者向けソフトウェアの開発者があまり含まれていない。同氏のリストに含まれているアプリケーションのほとんどがカスタムビジネスアプリケーションである。
WPFでの作成は難しすぎるのか?WPF用に最適化することに対するプラスの見返りが不十分なのか?「istartedsomething.com」というブログの中で、Long Zheng氏は次のような疑問を明らかにしている:
WPFアプリケーションの主な障害のひとつは、パフォーマンスであり、このアプリケーション(Yahoo Messenger)も同じ宿命をたどるように見える。デュアルコアシステム上で十分すぎるほどのグラフィックスカードを備えていても、このアプリケーションではスムーズに顔文字のポップアウトをオープンまたはクローズすることすらできない。概して何らかのアニメーションが関わると、CPU使用率が急騰し、パフォーマンスがどん底に落ち込むようだ。
あるいは、Vistaアプリケーションを作成するための本格的なツールスイート「Visual Studio 2008」が数週間前に公開されたばかりだからか?これまでWPF、WCF、そしてWFで作成を試みる開発者は、新しいVista技術を活用するために、Microsoftからの応急処置的なツールを使わなければならなかった。
1月に私は次のような疑問を投げかけていた。「Vistaのキラーアプリはどこにあるのか?」Vistaが公開されてから1年経った今、再び同じ疑問が浮かんだ。どこにあるのか?だれか、Vistaが消費者または企業にとってもっと説得力を増すものとなるような新しいアプリケーションを知っている人はいないだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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