Microsoftは仮想化、管理、そして中型サーバウェアの多様な新ベータビルドの提供を開始した。
「System Center Virtual Machine Manager 2008」:Microsoftは米国時間4月29日、System Center Virtual Machine Manager 2008のパブリックベータ版(クリエイティブなコード名は「Virtual Machine Manager vNext」であった)を提供した。この新SCVMMリリースにより管理者はその物理的および仮想的アセットを単一のアプリケーションから一元的に集中管理することができるようになる。Microsoftによると、この新リリースにより管理できるようになる仮想アセットとしては、「Windows Server 2008 Hyper-V」(まだベータ版)、「Microsoft Virtual Server 2005 R2」または「VMware ESX Server」があるという。
「System Center Operations Manager 2007 Cross Platform Extensions」:29日にはまた、MicrosoftはSystem Center Operation Manager 2007 Cross Platform Extensionsのパブリックベータ版を公開した。Microsoftは一部のプラットフォーム(HP-UX、Red Hat Enterprise Linux、NovellのSuSE Enterprise LinuxそしてSun Solarisなど)のために「追加設定なしの」サポートを提供する。そして同社は他プラットフォーム(Apacheの製品、MySQL、Oracleなど)のための管理パックについては第三者提供業者に依存している。
「System Center Operations Manager 2007 Connectors」:アップデートされたSystem Center Ops Manager 2007 Connectorsのベータ版が29日にリリースされた。このコネクタはSystem Centerがモニターするデータを「HP OpenView」や「IBM Tivoli Enterprise Console」などの第三者管理ウェアと交換するためのものであるとMicrosoft関係者は述べている。
同社によると、以上3種類のベータ版は全てMicrosoftのConnectテストサイトから入手できるという。
他方でWindows Serverの分野では、匿名希望のテスターによると、Microsoftは先週、「Windows Essential Business Server」(中規模市場サーバ「Centro」)製品のRelease Candidate(RC)0のマイルストーンを達成したという。
Microsoft関係者は今年に入り、Centroと「Cougar」(その小規模企業向けの製品)が今年前半のいつかパブリックベータ版となり、両方とも一緒に2008年後半にローンチされる見込みだと述べていた。
Essential Business Serverのプライベートテストバージョンには、管理サーバ、セキュリティサーバ、メッセージングサーバ、スキーマアップグレードツールが含まれている。これは事前に選定されたテスターのみにMicrosoft Connectテストサイトから提供される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ