Microsoftは「Windows 7」の準備を進めるにあたり、よく計算された動きを公に少し見せているが、「Office 14」については(少なくとも意図的には)ほとんど何も言及していなかった。
しかし米国時間8月15日、筆者が定期的に走り読みしているMicrosoftのブログのひとつで、Office 14のアルファリリースについて言及されていた。この「PerformancePoint Server」に関する投稿は、Office 14(O14)のアルファTAP(Technical Adoption Program)リリースについて言及していた。同投稿によると、PerformancePoint Server(Microsoftのビジネススコアカード・サーバ)のモニタリングと分析コンポーネントは、O14 TAPの一部をなすという。またこのO14 TAPのアルファプロセスは2008年の11月〜12月に予定されているという。同投稿からは以下の通りである(しかしこれは筆者がブログで書いてから消えてしまった):
「このAlphaプロセスは今年の11月〜12月の時間表内で開始される予定です。提出するときには、PPS M&A候補であると述べてください。提出期限は8月28日です。」
MicrosoftはOffice 14 TAP指名プログラムを2008年5月半ばに開始した。OfficeチームからMicrosoftの従業員に宛てて送られた、潜在的テスターの名前を求めるメモの抜粋は以下の通りである:
送信者:Office Customer Program Team
送信日:2008年5月23日、金曜
件名:Office “14” Technology Adoption Program :指名が開始されました!
Office 「14」TAPチームは、Office 「14」Technology Adoption Program(TAP)が指名を受け付け始めたことを発表できて沸き立っています!指名は2008年8月29日まで受け付けられ、http://tap/team/Office14TAP/O14Nominations/Forms/MyItems.aspxから見ることができます。この指名フォームの記入と提出は、MicrosoftのFTEs(フルタイム従業員)に限られています。
TAPの現段階でのリクルーティングとオンボーディングは2段階を経て実施されます。第1段階は今すぐ始まり、夏の間じゅう継続します。この段階では、顧客をリクルートして、サーバ中心型のシナリオ(クライアント製品は第2段階で提供されるために、ここでは含まれない)を認証することに注力します。第2段階のリクルーティングは来暦年度初めに実施され、クライアント中心型のシナリオが含まれる予定です。選定基準では配備シナリオと新製品の機能のテスティングカバー率を最大化することを目指します。選定の際に他に考慮される要素としては、業界の多様性、顧客にとっての潜在的事業インパクト、提出された書式の完全性、そしてフィードバックを提供し、製品の厳密なテストにおいて製品グループに参加しようとする顧客の意欲があります。
広報活動の機会に参加する意図がある企業は、優先的に考慮されます。無数の選定基準が、非常に限られた提供数の参加者スロットとバランスがとられます。Office「14」サーバは64ビットのみであることに注意してください。
敬具
Office Customer Program Team
念のためOffice 14に関連したMicrosoftからの正式な回答をすべて知りたいという人のために、以下にもうひとつ示す。同社の広報担当者から8月18日に提供された:
「現時点ではO14ビルドやタイミングについてこれ以上報告できることは何もない――次のリリースについての具体的な機能、能力、タイミングを話すにはまだ早すぎる。」
それでも最終的なOffice 14は2009年に向けて軌道に乗っているように聞こえる――しかしどうやら2009年前半ではなさそうだ。誰か――TAPであるなしにかかわらず――これと違う話を聞いている人はいませんか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ