Microsoftは「Windows」で最新のバージョンをリリースする数カ月前に市場を先制したが、「Office」でも「Tech Guarantee」という新しいプログラムで同じことを試みる。どうやら、「Office 2010」の無償アップグレードプログラムがもうじきはじまりそうだ。
Microsoftがパートナー向けブログに掲載した「Office 2010 Tech Guarantee」開始に関する情報を、Ars Technicaがスクープしている--その直後にこのブログ記事は削除された。Arsが報告した情報をまとめると、以下のようになる。
- プログラムの期間は2010年3月5日から2010年9月30日まで。
- 期間中、同プログラムに参加している再販事業社から「Office 2007」を購入した顧客--新規PCとセット、または単独の両方が対象--は、プロモーションを受けられる。
- プロモーションを利用するには、顧客は2010年9月30日までにOffice 2007をアクティベートし、10月31日までにOffice 2010の無償アップグレードに申し込む必要がある。
- 資格があると認められた顧客は、Office 2010を無償でダウンロードできる(DVDディスクは郵送費用が別途必要)。
- 1ユーザーあたり、25本まで無償アップグレードできる。
Microsoftは、Office 2010と「SharePoint 2010」完成に向けた作業を急ピッチで進めている。同社は先週、テクノロジアダプションプログラム(TAP)メンバーにOffice 2010のリリース候補(RC)版を公開している。Microsoftによると、RC版を一般公開する計画はないという。いつRTM版がリリースされてもおかしくない状況だが、おそらくこの春になるだろう。Microsoftの代表者は、正式版は必ず6月までに提供すると発表している。また、2009年には、SharePoint 2010はOffice 2010と同時にリリースしたいと述べていた。
Microsoftはすでに、Office 2010のラインアップ(エディションは7種類で、ほとんどの価格も発表されている)と正式版のシステム要件も発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ