フリーソフトウェア財団(FSF)の「4つの自由」がSaaSにどのように適用されるかについて分析した、優れた記事が、O'reillyブログに掲載されている。
読者は関心を持つべきだとわたしは思う。SaaSの利点には、同時に最大の欠点に通じるものがある。ユーザーはたとえSaaSによってソフトウェアから「解放」されたとしても、データに関しては究極の束縛を強いられる。実際、この「解放」こそが問題の元凶なのだ。ベンダーのデータに関するポリシーにかかわらず、ソフトウェアが使用できなければデータも存在しないに等しい。本来のデータの意義という観点から見た場合、私のデータはそれを開いて読むためのソフトウェアがあって初めて意味を持つ。
ブログにはは次のように書いている。
ソフトウェアの4つの自由を主としてサービスとして利用されているソフトウェアに適用する場合の大きな困難の1つは、配布されるのがソフトウェアではなくデータのみだという点だ。これは、従来の著作権が想定していたと思われる範囲を大きく逸脱している。それでも、これらの自由の背後には、ソフトウェアの振る舞いを管理する最終的な権利はソフトウェアのユーザーにあるべきだという暗黙の原則が存在する。
これらの4つの自由はいずれもSaaSの最も興味深い疑問に完全には対応していない。その疑問とはデータへのアクセス権に関するものだ。これは(バックアップや他社のサービスへの移行の目的で)直接的に、または(プライバシーの懸念などから)間接的にアクセスする場合の両方が含まれる。このことを考慮すると、自由を語る場合にはコードではなくてデータの使用を直接的に対象とした具体的な自由を列挙し、説明することが絶対に必要になる。
同感だ。ユーザーがあるベンダーの使用を中止する場合には、自分のデータにアクセス(およびそれを変換?)できるようにいつでも何らかの必要最小限のソフトウェアを利用できるように保証してユーザーのデータを保護するライセンスを誰かが(Googleあたりか)、オープンソースイニシアティブ(OSI)に提出する必要がある。
したがって、仮にSalesforceがオープン化の意向を持っている場合、この原則の意味するところは、たとえ私がSalesforceのサービスの使用を中止した場合でも、ソースコードと自分のデータを持ち出していつでも好きなときにそのデータを有意義に使用できるということだ。または、Salesforceとしては同社のサービスの使用を中止したユーザーのために、そのサービスの限定版のサブセットをどこか別の場所に置いて、ユーザーが自分のデータにアクセスしてそれを変換し、他社のサービスに移行できるように配慮するだけでも十分かもしれない。
私自身もよくわからない。何か良いアイデアはないだろうか。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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